提案書やスライドは、いきなりデザインから入ると迷子になりがちです。ひとりで進めるときは、まずAIに「構成の骨組み」を作ってもらい、そこからスライド生成ツールやデザインツールで仕上げる流れにすると、短い時間でも筋の通った一冊になります。
まず構成をAIで組み立てる
最初のプロンプトでは、目的・相手・時間・伝えたい結論をまとめて渡します。たとえば次のように書きます。
あなたは提案書づくりの補助役です。以下の条件でスライド構成案を作ってください。
・相手:中小企業の担当者
・目的:新サービスの導入検討
・持ち時間:10分/想定枚数:8枚
出力は「スライド番号/見出し/話す要点(3行以内)」の形でお願いします。
条件を具体的にするほど、構成の精度は上がります。相手の前提知識や、避けたい表現があれば添えておくと手直しが減ります。
伝わる構成の型を使う
提案書で迷ったら、次の順番を土台にすると流れが安定します。
- 課題:相手が今かかえている困りごとを言葉にする
- 提案:それをどう解決するかを一文で示す
- 根拠:なぜ効くのか、事例や数字で支える
- 費用:料金と、その内訳をはっきり出す
- 次の一歩:相手に取ってほしい行動を一つだけ置く
この型をAIに伝えて構成を作らせると、話の抜けに気づきやすくなります。自分の企画がどの型に向くか迷うときは、ツール診断で用途を整理してから進めても構いません。
スライド生成・デザインツールで仕上げる
構成が固まったら、清書はツールに任せます。見出しと要点のテキストを渡すと下書きスライドを作ってくれる生成ツールや、テンプレートから体裁を整えるデザインツールを使うと、配置や配色の悩みが一気に減ります。
テンプレートは「近い雰囲気のもの」を一つ選び、色数を絞って全体をそろえるのがコツです。数字の比較は表、流れや割合は図にすると、口頭の説明が短くて済みます。図表はツールの機能で作れることが多いので、まずは既存の型を試してみてください。
最後は自分の言葉に直す
AIやツールが出した文章は、そのまま使うと少し他人行儀になりがちです。読み上げてみて、引っかかる言い回しを自分の口調に直しましょう。相手の名前や具体的な状況を一言足すだけでも、ぐっと自分の提案らしくなります。効果や成果を断定する表現は避け、事実と見込みを分けて書くと安心です。
構成づくりで使えるプロンプトはプロンプトテンプレート集にまとめています。ほかのAI活用のヒントはトップページからご覧ください。